経営コンサルタントとして全国の企業にお伺いし、情報提供としても
「パーソナルインフォメーション」というハガキをお送りして参りました。
しかし、この度「経営ホット相談」というインターネット上の無料相談を立ち上げることとなりましたので、今後は「今月の言葉」としてご参考にして頂きたいと思います。
更に、ご意見・ご感想など双方向にて充実した内容としたいと思いますので、今後とも宜しくお願い致します。


2002年 4月、5月、6月

今年は全国的に暖かい年で、雪も少なく桜の花も大変早く開花した年です。とうとうペイオフが解禁となりました。個人資産は1000万円は保証されると思っている方がおられますが、これは4月から1年間だけですので、皆さんお間違えなく。
不況のせいで、益々目標管理制度の運用が問題とされております。計画どおり達成できないところが多いですから仕方がないですが、運用は人間の腹一つですのでぜひ統一見解の教育は必ず必要と思います。管理者の期待する目標も曖昧で、部下の育成もあったもんじゃないですよね。しかし、今後の組織を考えると、ちゃんとしたマネジメント教育は考えて欲しいと願っているところです。

季節の言葉:「春の風邪」はるのかぜ

春暖に浮かれている矢先、余寒のころなどにうっかりひいてしまう風邪をいいます。しかし、真冬と異なり軽く済む場合が多いそうです。最近は花粉症にかかる方が多く、風邪なのか花粉症なのかわからないで「しゅん、しゅん。」されている方をよく見かけます。昔はなかったのですが、現代病には困りますね。



2002年 1月、2月、3月

今年も不景気で、伸びている企業とダメ企業が大変はっきりしています。昔のスタイルに固執している企業はいつまでも赤字は続いていくでしょう。昨年から、金融機関といっしょに融資貸出先企業への対策案作り「貸出先ランクアップ診断・改善プログラム」を展開するようになりました。金融監督向けの金融機関へのアドバイス研修ですが、民間企業も金融機関も同じ苦しみを持っております。倒産への道は他人ごとではなくなってきた時代です。ぜひトップの方には、今年の事業計画と現場を見ながら、実践施策プランをどんどん展開させて乗り越えていきましょう。

季節の言葉:「三寒四温」さんかんしおん

冬は3日.寒い日が続くと、その後4日暖かい日が続くという意味。
朝鮮や中国の華北地方で言われる言葉です。お風邪を召しませんように、今年も頑張りましょう。



2001年 11月、12月

小泉内閣に変わってから年が終わろうとしております。「構造改革しなくてはいけない。」「無駄な予算はカットしないと。」と国民が思っている事も確かですが、「景気が上がらなきゃ意味がない。」と本音は思っています。ですから景気対策では、土地と株高の見直しは同時にして欲しいです。なんといってもハローワーク(職安)に大勢押しかけていることは事実なのですから。
 昨年と比べて、今年はインターネットの姿がだんだんと分ってきた年でした。どうすれば営業の反応が取れるのか、仕掛けがあるかないかによって、儲かる差が出た会社が多く出てきたようです。動きのあるダイレクトマーケティングの仕組みを掴んだところは、来年は今後もっと伸びていくと思います。

季節の言葉:「神渡」かみわたし

神無月に吹く西風の事です。 この月は全国の神々が島根県の出雲大社に集まるので、それを送る風だといわれています。さて、福の風が吹くことをお祈りしております。



2001年 8月、9月、10月

NYのテロ事件によって、戦争突入のスタートの幕がきって落とされました。
不況感とあいまって、人間の心理状況がマイナスの方向に向いているようです。
こういうときは、何事もプラス思考で、楽しく気持ちの切り替え練習をしてみましょう。
悪い歴史的習慣を断ち切るのが、日本に役割かもしれません。
今までの商売を、「消費者に役に立つ情報機関」「一人一人の心が豊かになるもの」「環境に良いもの」少しずつアイディアを出し合って、日本がリードしていって欲しいと思います。
  先ずやるべき事は、今までのお客さんの掘り起こしと、マンツーマンマーケティングのできる情報データベース作りだと思います。

季節の言葉:「秋の野遊び」あきののあそび

色づいた秋の野に遊ぶこと。きのこ狩り、栗拾い、紅葉狩りなどから、遠足、ピクニックまでも含まれる言葉です。不安な時は自然に接して、大地のプラスエネルギーを吸収してきたいものです。温泉でのんびりしてきましょう。



2001年 5月、6月、7月

森内閣から小泉内閣となり、政治の世界にも改革ムードを期待できる年となりました。
ベンチャー企業も中小・大手企業も、組織改革・体質改善など、取り組む課題が多いと思います。
先日、メーカーさんのお話ですが、
「今まで売れていたから営業も特に何もしてこなかったんです。でもこれから競合も多くなってきたし、なにより消費が伸びないので売上げが悪く今後の対策を検討している状況です。 その点、今の若い営業は機転は効くし、提案もたくさん出て頼もしいんですが、古株の営業は全然ダメでマナーもあったもんじゃないんですよ。 営業の体質改善はどうすればいいんでしょうか?」
とのお悩みでした。
  まだまだ基本から見直す必要がありますが、まず、定着化と継続の為にあきらめないで改革をやりつづける努力が必要と思っております。 また、知識じゃなく実践として、トップがもっと現場を知るべきだとも思います。 実践へ向けて先ず会議スタイルから変えて見て下さい。

 今年から「営業実績アップ通信」「人材育成パーソナル通信」を発行しております。 少しでも情報提供のお役に立てばと思っております。

季節の言葉:「落し角」おとしづの

4月上旬から7月上旬にかけて、鹿の角の根本がもろくなって折れて落ちる事。 初夏には再生します。企業の「落し角」はいかがなもんでしょうか?



2001年 1月、2月、3月

21世紀に入り世界も経済もめまぐるしくなっています。
つい1年前にはITビジネス最前線と騒がれていましたが、今やっと慎重にビジネスとして考え始め、手探りでビジネスチャンスを探しているような気がしています。
昨年から営業実績アップのご相談が多い中、一番問題である管理者以上の変革が急務となっています。
今までのやり方をちょっと変えて行動できた方から、良い成果が出て行くでしょう。
すばらしい21世紀をスタートしたいものです。

季節の言葉:「貝寄風」かいよせ

陰暦の2月22日前後に吹く、冬の名残の季節風で、貝を浜辺に吹き寄せる風の意味です。
昔、大阪の四天王寺の聖霊会では、この風で打ち上げられた貝で、造花を作り飾ったといわれています。
まだまだ寒いです。お風邪をひきませんようお気をつけ下さい。



11月

土木建築業の社長さんとの話です。
「公共関係の仕事をしていると入札があって安い単価のところへ落札しますので、儲けのうまみが全然在りません。」
「かといって請け負うのを断れないしいつも辛いです。」
「一般住宅に営業をかけようと思うのですが、やり方がわかりません。」
「営業の責任者に言っても、まるで他人事のようで真剣に営業戦略を立てません。
まあそれだけの能力のものしかうちにはいないんでしょうが、しかし何から手をつければうまくいくのでしょうか?」
こんな事をこぼされていました。
大なり小なり、今の人材で職場を変革したり、新しい事業を検討するのであれば、人材のいない中小企業にとっては苦しいと思います。
しかしこれを乗り切れば、21世紀を迎えるにあたって生き残れる企業になっていくでしょう。

季節の言葉:「火恋し」 ひこいし

晩秋に入って冷えが加わるとともに、暖房が欲しくなる気持ちを表すことば。
政治も株価も冷えっぱなしで火恋しくなります。
お風邪をひきませんようお気をつけ下さい。



10月

先日ベンチャー企業の社長さんとお話しました。
「社員数が30名を越える頃になると人事制度をきちっと作らないと、給料の支給がばらばらになって困ってしまいます。 いつまでも鉛筆なめなめの評価では、賞与の支給金額も社員の納得性が必要となり、総務部長が毎年困っています。」
という事でした。
今のような低成長だと、全体の支給額が来年も確実に払えることは見えません。
来年の予測を立てながら計画的な人事・賃金制度を作成しないと、その場その場の対処策では総務部長さんもさぞたいへんでしょう。
できれば業績に反映した、業績目標管理制度も検討していきたいものです。

季節の言葉:「秋出水」 あきでみず

台風や秋の長雨によって、河川の水量が増すこと。
融雪期の春出水、梅雨の夏出水などの出水があるが,秋のものが一番回数も多く、被害が大きいことをいいます。
火山の噴火・地震の被害が続いております。緊急時の準備を怠らないようにしましょう。



9月

不況が続く中において企業の販売促進も苦戦をしております。
朝、新聞を見てみましても特に目立つのが住宅のチラシですが、現地見学会をしても以前よりはほとんど来客件数がない状態であります。
高額商品である、中古車・呉服・エステなど、まず来て、見て、もらわないと商売になりませんが、ほとほと困っております。
経営者は「不景気だから」「みんな持っているので、少し我慢しているから買わないんだ。」「高いものは今は動かない。」等、出来ない要素は多くあげるのですが、でも何とかしなければいけません。
こんな時こそお客さんの身になって、CS志向ですべてを考えていきましょう。
考えて工夫したところは、必ず業績が上がっていっております。
21世紀に生き残る変革を今、行動に移しましょう。

季節の言葉:「秋の声」 あきのこえ

大気が澄んでいる為、風雨や葉の音、虫の声などがはっきりきこえるさまをいう。
都会ではなかなか聞こえなくなりましたが、お客様の声は聴きたいものです。



8月

最近、伊豆・三宅島近辺による地震が多く発生し、今後どうなるのか不安な状況が続いております。
一方全国的にみてみますと、青少年の問題で親殺し・子殺し・リンチ殺人等、世の中がおかしくなってきたと感じている方も多いと思います。何故そうなってきたのでしょうか。基本的には、家での親子の関係のあり方(コミュニケーション)と、社会生活での道徳の認識不足と思います。
母親任せでなく、両親が子供への育成での接し方をどうするか、幼・小・中・高と育成の状態によって教育方針を決めたり、社会生活のおける人間関係のあり方など、詰め込み教育だけでなく自分で考えさす、自立教育の部分も必要ではないでしょうか。
又、企業の教育面を考えますと、「企業とは何か」というような内容を教えるのはもうやめたいし、上司側には部下育成のOJTは、その人その人の状況に合わせた計画を考えて欲しいです。
早く一人一人自らが問題を考ることが出来る、将来の企業を引っ張っていけるような育成ムードを作ってくれればいいですね。

季節の言葉「土用凪」 どようなぎ

土用の頃の、まったく風がない気候。瀬戸内海地方に多くそのじっとりとした暑さは、耐え難いほどです。
冷たい物のとり過ぎには十分注意いたしましょう。



7月

先月から今月におかけて、保健所の誤認として回収させられたハムのO157事件と、雪印の牛乳における食中毒が世間をにぎわせました。
食品業界としてはリストラから企業改革の途中の期間に起こった事件であり、更にお中元のシーズンにおいて、業界全般にわたっての大打撃になったと思います。
企業にとって危機管理も大切ですが、商売の原点といった事も考え直す時期ではないでしょうか。
又、現在の世の中は、普段何気なく食べているコンビニの食品にも多くの添加物が入っており、遺伝子操作の食品など、安心して食べられる物がなくなってきました。どこかおかしくなってきているのではないでしょうか。
今ひとつ企業も管轄する監督庁も原点に戻り「本来人間にとって必要な食べ物は?」という
観点を見直してほしいと願います。

季節の言葉「梅雨 雷」 つゆかみなり

梅雨の入り際の雷から、梅雨の最中に轟くもので、梅雨明けのしるしとして鳴るものまで含めます。最近の雷と大雨は怖いものがありますが、無理をせず収まるまで動かないようにしましょう。

 

6月

99年度の国内総生産(GDP)成長率は前年度比0.5%で3年ぶりのプラス成長を達成とは言うものの、中堅・中小企業はまだまだ不景気感が強く、経費削減・リストラ策も底をついた様子です。
管理者以上の頭(発想)の切り替えと、営業戦略面もゼロベースで取り掛からないと、利益体質改善には繋がらないと思います。
数年前までのマーケティングにはなかったインターネット事業に、トップが真剣に取り組む必要が出てきました。

季節の言葉「青梅雨」 あおつゆ

新緑に降りそそぐ梅雨。青葉が雨に濡れると、その緑がなおいっそう濃くなったように見えるさまをいいます。 新緑を濡らす雨の中でも、美しい情景を探しに行きたいものです。

 

5月

季節の言葉「外套脱ぐ」 がいとうぬぐ


気温が上がり、それまで着ていた外套を脱いで外出するさま。
寒い季節が終わり、身軽になった様子を表している。